翻訳|まず第一に(「詩を愛する」より)ポール・エリュアール(1929)

I

声高に
軽やかな愛が昇る
かくも煌めく輝きと共に
屋根裏で頭は
全てを告白せざるを得なかった。

声高に
血に覆われた全ての爪が
他の誕生の記憶を
光の中でひっくり返し
抱擁に覆われた未来を。

不可能な不正義 世界にただ一つの存在
愛は変えぬ顔で愛を選ぶ。

II

その瞳は光の戯れ
裸体の前面に浮かぶ。

透明の花へ
思考の帰還は
死んだ言葉を消し去る。

彼女は全てのイメージを消し
愛とその壊れた影を眩ませ
愛する―忘れるために愛する。

III

欲望の全能なる代弁者
新たに生まれた重い瞳
光を消し去るために
盲目の張った胸の弧
それはあなたの手を覚えている
あなたの細い髪
あなたの頭の無意識の流れの中にあり
肌に触れる

そして沈黙するあなたの口
不可能なことを証明しうる。

IV

雲について話した
木と森について話した
波ひとつひとつについて 葉の間の鳥について
音の小石について
慣れ親しんだ手について
顔や風景となる瞳について
そして眠りはその色の空へ帰る
酔いしれた夜すべてについて
道の格子について
開かれた窓について 発見された正面について
君の思考について 君の言葉について話した
愛撫について 信頼が生き残ることについて。

V

それはむしろキスだった
目に触れる手の少なさ
光のハロー
地平線の唇へ
そして血の渦
沈黙に耽るもの。

VI

君だけが唯一で 君の笑いの草を聞く
君が頭を上げる
死の危険の高みから
谷間の雨の曇った球体の上で
大地の空の下 重い光の下で
君は落下を産む

鳥はもはや十分な避難所ではない
怠惰も疲れももうない
森と脆い小川の記憶は
気まぐれの朝に
見える愛撫の朝に
大いなる朝に、堕ちる者の不在の中で
君の瞳の舟は彷徨う
消失のレースの中を
裂け目は他者に露わにされ、それを消すために
君が作った影は夜に権利を持たない。

VII

大地はオレンジのように青い
決して誤りではない 言葉は嘘をつかない
もう歌わせはしない
仲良くするために 口づけの周りで
狂人たちと愛は
同盟によって塞がれている
全ての秘密 すべての笑い
そして何という寛容の衣
すべてを裸だと信じるために

スズメバチは緑に咲く
夜明けは首の周りを通り過ぎる
窓の首飾り
翼が葉を覆う
君は太陽の喜びを全て持つ
地上に降り注ぐ太陽を全て
君の美へと続く道に。

VIII

私の欲望を表現する愛よ
星のように言葉の空へ唇を
生ける夜に君の口づけ
そして私を包む腕の跡
征服の歌の炎のように
私の夢は世界に在る
明瞭にして永遠に。

君がいない時
私は眠る夢を見る 夢を見る夢を見る。

IX

生命が思索される場所、すべては沈む
忘却の冠を戴け
変容の核心にめまい
太陽藻の書物の
愛と愛

君の手は草に一日を紡ぎ
君の瞳は一日を愛で満たす
微笑みは大きさで
君の唇は翼で
君は愛撫の代わりとなり
目覚めの代わりとなる。

X

かくも穏やかな灰色の焼け焦げた消えゆく肌
夜の弱さ、その霜の花に囚われて
形あるもの以外の光はもはやない

愛において美しくあることは彼女に似合う
春を待つことはない

疲労と夜と休息と沈黙
皆、死んだ星々の間に生きる
長い時間への信頼
愛する時、それは常に見える

XI

彼女は罠の優しさを知らない
瞳は自らの美に釘付け
より単純より単純な魅惑
自らを鎖で縛るのは彼女の瞳
彼女が頼るのは私
彼女が投げかけるのは彼女自身
抱擁の飛翔する網。

XII

硬く滑る策略を脅かす嘘
夜の底の眼差し、深淵の口
無造作に投げられる網の突如の美徳
見事な松葉杖を発明する妬み
身体と唇の間に潜む罠の過ち
計算された焦燥の巨大な忍耐
愛する自由と
愛さない自由の間に
君が知らない全てが
必要であり、君臨している。

詩の翻訳 目次
(日本語、フランス語、英語、ドイツ語、イタリア語、
スペイン語、オランダ語、スウェーデン語、ポーランド語)